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セレンディピティあふれる街での挑戦。

ハツメイノハ2023ファイナリスト
アイデアをカタチに。 古田邦夫さんへのインタビュー

ハツメイノハ2023にて提案されたビジネスアイデア

柏の葉スマートシティ・ツアーズ

ご自身について教えてください。
電機メーカーのパナソニック コネクトに30年以上勤めており、主に新規事業の立ち上げを行っています。私は柏の葉に住んでいる住民の一人ですが、柏の葉には、施設などのハード面だけでなく、学術やベンチャー、大企業などの素晴らしい人たちがたくさんいて、新しいことにどんどん挑戦できるマインドや制度、コミュニティがあると感じています。そこで、「体験」という形で、この素晴らしさを伝えられないかなと思いハツメイノハに応募しました。
ハツメイノハに応募しようと思った何かきっかけは何ですか?
副業で何か社会貢献できたらいいなと思い、昨年5月の自分の誕生日のタイミングで起業し、その矢先に偶然ハツメイノハのポスターを見つけました。自分にとっていいきっかけだと感じ、応募しました。
ハツメイノハをきっかけに、数カ月にわたって真剣にビジネスについて考え、勉強し、トライできた期間だったので、すごく自分の中で普段やっていないような世界観が広がった感覚があります。
その後、アイデアの実装に向けての活動は進んでいますか?
ハツメイノハがきっかけで、今度、東京大学様と一緒に、柏の葉のスマートシティツアーをやることになったんです。福島の中学生・高校生を柏の葉にお呼びして街づくりについて学ぶ授業や、街の中のモノづくり、コトづくりに関わるツアーを企画しています。
柏の葉だからこそできたことはありますか?
やはり人とのつながりですかね。KOIL(柏の葉オープンイノベーションラボ)に所属しているのですが、そこでさまざまや業種の人との意見交換や、アイデアの実装に向けてたくさん助けていただきました。人とのつながりを大切にできる環境がとても素敵だと思います。
これからの柏の葉スマートシティには、どんな可能性があると感じますか?
日本の社会課題に対して、テクノロジーで補填し、日々新しいものを試すことができるフィールドがあるのは、柏の葉スマートシティの特徴かと思います。最近だと、ヘルスケアや、ロボット制御、AIみたいな時流がありますよね。こういったものが将来この街の特徴になっていくと思うので、柏の葉でこれらをどう組み合わせられるのか見てみたいと思います。
今年ハツメイノハへの応募を考えている方に一言お願いします。
ハツメイノハに挑戦するだけでも、価値があると思います。新規事業の緻密さよりも、大胆さや、インパクト、パッションがすごく大事なのは、ハツメイノハならではだと思います。 また、「幸福のセレンディピティ」という言葉を東京大学の先生に教えてもらいまして、偶然の出会いや偶然の機会が新規事業を生み出すという意味の言葉なのですが、本当にこの街は、「セレンディピティ」にあふれていると思います。ハツメイノハへの挑戦が、そういう幸運体験につながることを祈っています。